ねじれた骨を元にもどす-②足首の違和感の謎解き

ねじれた骨をもとにもどす-①の続きです。


ねじれた骨は元にもどります。強い力で強引に戻すの? いいえ。コルセットして固定するの? いいえ。 手術するの? いいえ。では話の続きです。

 

解剖学やインターン経験を積んだ院長(夫)が真っ先に気がついたのは「左足首の外くるぶしの靭帯が伸びきっている」ことでした。骨と骨をつなぐ組織が靭帯。外くるぶしの靭帯は足の甲とすねをつなぐ靭帯です。ここを損傷すると足首が不安定になります。

 

階段から転落したときに強打した左すね(やや外側)は筋肉が損傷して下方にずり落ちました。筋肉が下にひっぱられ、付随する外くるぶしの靭帯も下にひっぱられました。

 

ここからは推測です。

左すね外側の筋肉が下方にずり落ちた

左すね外側の筋肉と付随する靭帯が下方にひっぱられる

左足「外側を下にひっぱられている」状態が楽

左足首も「下方にひっぱられている」状態が楽

楽な左足の状態で生活した結果、靭帯が伸びた。

 

その間によく左足首をくじいたり、捻挫もしました。外的な要因も加わり靭帯は伸びきりました、恐らく。

 

話は戻ります。夫が伸びきった靭帯に気づいた当初、左足首やふくらはぎの筋肉が硬く緊張していました。人の体は動きが悪い部位を補うために、他の部位ががんばって働きます。私のケースも不安定な左足首を補うため、足首周りやふくらはぎの筋肉が働いていました。

 

部活による「肉離れ寸前」も下方にひっぱられているふくらはぎの筋肉が働きすぎたため、と考えると合点がいきます。

 

伸びた靭帯はなかなか元に戻りません。このまま放っておく? いやいや、このままでは左足首に全身の部位がひっぱられてしまいます。不調がでてしまいます。(実際に不調がでています、当時も今も。)

 

夫はふくらはぎと足首の筋肉の緊張を緩める施術をしました。支えていた筋肉が緩むと左足首はぐらぐら、左ひざも動きにくい。それ以来、サポーターで足首を固定して生活するようになりました。

 

「歪んだ骨を元にもどす」をまだ知らなかったあの頃は、左足の問題は靭帯の損傷。それだけだと思っていました。

 

しかしそれだけではありませんでした、左足、いや左半身の問題、左胸の痛み...。すべては階段から落下したことにつながっていきます。

 

また長くなりましたので続きは後日に。